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■キャラクター名 はんざき女房 ■性別 女性 ■モチーフ(あれば) はんざき女房 ■所持アイテム なし ■ステータス 霊力:6 呪力:2 オーラ:2 知性:3 FS(FS名):3(再生力) ■特殊能力 特殊能力名: 旦那のためにその実を捧ぐ 特殊能力内容・原理: 自身の体を食べた相手の病を治す。 また、食べられた箇所が頭以外であればじわじわと治る。 昔話「はんざき女房」では、権力者が病気にかかった際にはんざきの身を食べることで病気が治り、 はんざき女房とその旦那は褒美をもらい幸せに暮らした。 また、はんざきの身を供するときも「頭さえ残してくれれば再生するから大丈夫」と言い実際に頭だけ残してもらったところ無事再生したという。 このことから分かるように、 はんざき女房の身を食べれば病は治り、はんざき女房もまた頭が残っていればひょっこり再生するのである。 ■キャラクター説明 はんざき女房:はんざき(サンショウウオ)の住む池の水を掃除した男のもとに、 恩返しに来たはんざきが人間の姿となって男のもとに嫁ぎ、なんやかんやあって幸せになるお話 はんざきとは半裂と書き、サンショウウオは半分に裂いても復活すると信じられていたことからついた名前である。 サンショウウオなので当然体はぬめぬめしている。やった!えろい! あと妖怪ダンゲロスに参加するくらいに好戦的ななのできっと狂暴で歯はギザギザしている。やった!えろい! 昔話では旦那さんのことが大好きで旦那さんのために他の人に体を捧げたりしている。やった!旦那さんラブ!
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【検索用 あんさー 登録タグ VOCALOID はるまきごはん アートトラック ニコニコ外公開曲 初音ミク 曲 曲あ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:はるまきごはん 作曲:はるまきごはん 編曲:はるまきごはん 唄:初音ミク 曲紹介 2nd Album『ネオドリームトラベラー』収録曲。 YouTubeにアートトラックとして投稿。 歌詞 僕は考えた その感情のずっと奥の 無償の愛すら届いてない場所で それは人類の全員が 痛ましい胸の奥底で 息を吸う少女を飼っている 本当はきっと二人は 出会うこともないのだろう でも確かに少女は泣いている 僕の心臓で泣いている 世界が嫌いだって顔してる 全部を知ってほしくて ほんとはちょっと怖くて あの子に笑って欲しくて 僕は世界を作る 愛してくれるだけで良い 興味が無いならそれでも良い これが僕とその人生のアンサー それで良いんだ それで良いんだ つかなくなったサーチライト 僕の話したいことは殆ど言っちゃったみたい 取り残された少女が 助けてくれと泣いていた 本当はきっと笑った顔が 大好きなんだろうな それでも少女は泣いている 僕の感情の裏側で 世界を壊したいと思っている 全部変わって欲しくて ほんとはちょっと怖くて あの子を救って欲しくて 僕は世界を作る 眺めてくれるだけで良い 愛想笑いならそれでも良い これが僕とその人生のアンサー それで良いんだ それで良いんだ それで良いんだ コメント 名前 コメント
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魔法少女ホーネットべすぺ 第2話 「そういえばさ」 僅かに浮遊しているべすぺが、後ろの透を振り返って言う。 「ん、何?」 「そろそろ、トールと会って一ヶ月くらいよね? どう、こっちにも慣れた?」 「……まあ、それなりには慣れた、かな」 べすぺは肉体能力も高いし、しかも飛べるので、こうやって一緒に歩んでいる時はトールとペースがあわない時が多い。 幼虫の時は、頻繁に転ぶせいもあってべすぺの方が遅くなりがちなのだが。 そんな変わらぬ主従は、拉致も無い事を語り合っている。 「それなり? それなりにしか慣れてないの? もう何人も悪党をぶっ潰して、経験も積んだってのに。 それなり程度なんて……不甲斐ないわね」 「そう言われても。いまだに現実感湧いてないんだから、仕方ないだろ」 トールが不満を口にする。 「まあそれは落ちてきたヒトにありがちなことだし、私も理解はしてるわよ。 でもトールの場合は違うでしょ? 貴方のその違和感は普通のヒトとは違うところにあるわッ!」 「……またその話か」 「またでもなんでも、納得してもらわなきゃ困るのよッ! いつまでたっても貴方はそうなんだから、いい加減こっちもストレス溜まるわッ!」 べすぺが段々興奮してきた。 そういえば、迂闊に蜂の巣を刺激して大変な目にあった事があったな、とトールはかつての世界の記憶を思う。 「……だからさ。何度言われてもわかんないって。俺の世界認識の、どこがそんなにおかしいんだよ?」 「一から百までどこもかしこもおかしいのよッ! いい? まず、貴方が落ちてきた時からしてね――」 そんな理由なので、今回は全編回想シーンである。 魔法少女ホーネットべすぺ 第2話「運命の出会い! 落下物直撃記念日!」 「足りない……足りない」 怨嗟の声をあげているのは、貴重な皿を打ち砕いたせいで斬り捨てられた哀れな女の怨霊では、もちろんない。 日が落ちて随分経つ。世の善男善女は仕事を終え、暖かい家に帰っている頃だろう。 ――大陸の上空。 ここからなら、地上の家の灯りが薄ぼんやりと見渡せる。 「……足りないのよ。うん。私にはこう……何かが足りない」 そして足りない足りないと呟いているのは、金の髪を持つあの魔法少女。 我らがホーネットべすぺ、その人である。 「そうよね。足りないのよ、私。なんていうか……『魔法少女』的な何か? それよ。 悪人を殴り倒すのはいいとして、どうもワンポイント足りないのよね」 空に浮かんだまま、べすぺは胡坐をかいて考え込む。 「何が足りないのか、まずそれがねえ…… 魔法少女的な……うーん。……語尾? なんとかかんとかハチ? ……違うわね」 平然と浮遊、すなわちホバリングできるのが羽を持つ昆虫族の強みである。 空中で座り込んで考える、という、どうも無駄な事が出来るのも、その強みがあるゆえだ。 「魔法を使わないってのは、魔法少女としてはあんまり関係ないわよね。特に最近は。 だから、何が足りないのかっていうと……」 意味もなく、上下逆さになってみる。 逆転した空からの視界も乙なものだ。墜落しているようで。 「可愛らしさ……的なもの? ああ、それはあるわ。 それにこうやって独り言ブツブツ呟くのもちょっと違うのよね。応答してくれる相棒がいないと。 相棒……ああ、そうか」 もう一度くるりと回転して、上下が正しく戻った。 「マスコットか。足りないの。私と会話したり色々したりするマスコットが足りないのよね。 魔法少女なんだからそれがないといけない訳よ。……でも、マスコットか」 胡坐を解いて、立ち上がった姿勢になる。 空中にあってはそんなポーズの違いもさして意味はないのだけれど。 それでも気分は違うから、大いなる夜空を見上げてみる。 「マスコット。落ちてこないかなあ」 夜空には、美しい月が輝いていた。 「……疲れた。とにかく疲れた」 人生にまで疲れた雰囲気をかもし出してはいるが、彼が社会の荒波に揉まれ切った老練のサラリーマンであるという事は、もちろん無い。 日が落ちてからはそんなにまだ間がない。夏の終わりは近いけれど、日の長さはそれでももう少しはある。 ――午後五時半のプラットホーム。 段々、帰宅をする人の数が増えてきて、にわかに賑わってきた夕方の駅だ。 「しかし疲れた……あそこまでやる必要もないと思うんだけどな」 そして疲れた疲れたと若いのに愚痴ってばかりいるのは、やや線の細い少年。 我らがホーネットべすぺ――の、将来的なマスコットになるであろう、蜂須賀透その人である。 今はまだマスコットではないので、名前もそのままだったりする。 「しかし疲れたって言っても疲れすぎだな、これ。風邪でも引いたかな? 帰ったらすぐ寝てしまおう」 いまいち若さの感じられない発言ではある。 この時分から、既にして魂ここにあらず、といった様子だ。 まったくもって困った男である。 「……遅いなぁ」 と、電車がどうも遅れているのを気にして、彼は少しだけ線路に身を乗り出し、来るべき方向を見た。 すると、閃光にも似た光が遠くからやってくるのが見える。 「お、来た」 それならよいのだと、身を戻そうとする。 ――ところが。そんな時に、後ろで何か慌てたものでも入ってきたものか。 人の列が、一瞬ぐらりと動き、最前線の透ににわかに力がかけられる。 力学と重力学の諸々の関係から、その力はまっすぐに働いて、透の体を一歩分押し出した。 何とも間の悪い事に、身を軽く傾けていたせいか、その力はいささかばかり強烈に働いて。 気づいてみれば、スピードを落としているとはいっても、まだ人を粉砕するには十分な力を持つ電車が入ってきており。 その目前に、透は突き出された形であり。 ――あれ? ――これって、多分、確実に、絶対、どう考えても。 ――死ぬ……よな? 視界いっぱいに電車の強烈な光が広がる。 僅かに捉えた、ホームの外の夜空には、美しい月が輝いていた。 「……なんて、それで落ちて来たら面白すぎるか。はぁ、とりあえず宿にでも戻ろ」 空中での考え事をやめて、べすぺが地上に戻ろうとしたその刹那。 ――空が。 その瞬間を目撃した者は、あまりいないと言われる。 大抵の場合、「落ちてきた」――つまり、ヒトがこの世界に現出するその瞬間は、過去形で語られるのだ。 そう「落ちてくる」瞬間は、偶然に頼らなければ見る事は出来ない。 従って、その瞬間を見る事が出来たべすぺは幸運なのであろう。 幸運と言っても。それが、降りようとしていた矢先に、背中にその直撃を受けていてはあまり望ましいものではないが。 「――ってぐはッ!?」 ヒト一人の肉体くらいなら、スズメバチ、それもクイーン候補である限り簡単に支えられるものである。 そもそも、スズメバチに限らない事だが、昆虫族はかなりの力を持っている。 自重よりも重いものを支える事など朝飯前と言ってよいが、ただこの場合。 「お、落ちる落ちる! っていうか何!? 唐突なこの重量!」 必死で羽ばたいてはいるが、急に体勢を崩されると持ち直すのはいささか難しい。 妙にその物体に加速度がついていたのも不幸のうちで、重さよりも衝撃の方が厄介ではあった。 いっそ、この背中に突然降りかかってきた何かを振り落としてしまおうと、べすぺが思うのも無理の無い話だ。 「あーもう、鬱陶しいったらない……って……ん?」 ずるりと落ちた物体の、一部分が体に引っかかる。 妙に柔らかい上に、生暖かい気もするのは何故だろう。 「……ってか、何これ?」 気を抜くと自分もろとも落ちてしまいそうなだけに、注意しながらそれを見る。 「な、え、これ、人? なんで空から……」 更に注意を傾ける。スズメバチの超感覚をもちいて、分かる事は―― 「……息がある。生きてるんだ」 そして生きている以上、それを見捨ててしまえば己の一分が成り立たないのだ。 誇りあるもの。尊いもの。それらであろうとするならば、今自分にしがみついている誰かは、救わなければならない。 「それなら助ける。そうであること、そうであろうとすることがホーネットべすぺなんだから」 何とか抱えなおして、正面にしっかりと抱きしめた。 激突した時は焦りもしたが、こうして傾きを建て直しさえすれば、そんなに困る事でもない。 ぱたぱたと羽ばたきながら、魔法少女は大地を目指して進んだ。 かくして誰かを地面に寝かせて、べすぺはようやく一息つく。 「それにしても空から落ちてきた理由が分からないわね。トリ族が事故でも起こしたとか?」 ぼやきながらその誰かの、せめて種族だけでも見極めてやろうと観察を開始する。 羽根は――見当たらない。背中には何もないようだ。という事は、第一候補のトリではない。 トリだったら少し嫌な気分になっていたところだ。何しろ、スズメバチの天敵といえばトリである。 クイーン候補なら、雑兵程度はどうとでもなるとは言え、あまり相手をしたい種族ではない。 「ま、そうじゃなかったんだからそれはいいとして……耳も爪も何にも特徴ないわね。サルともちょっと違うし…… ……あれ? これ、ひょっとしてあれじゃないの?」 実物を見た事はないので、推論でしかないのだが。 この特徴の無さが逆に特徴となる。しかも、考えてみれば登場した時のあの理不尽な出現方法からして、ありうる事ではあった。 「とりあえず、っと……」 もう一度それを抱えなおして、べすぺは立ち上がった。 降り立ったこの場所の近くには、彼女が滞在している宿がある。 宿といえば、人の出入りは激しいものである。種族くらいは見分けられるだろう。 「ああ、これはもう明らかにヒトですねえ。お客様がお見つけになられた?」 自分の部屋に落下者を運び込み、ベッドに寝かせた後である。 主人を呼んで鑑定させたのだが、案の定の結果であった。 「ええ。……まあ、ちょっと散歩してたら拾っちゃってね」 「見たところ誰かの奴隷という訳でもなさそうですな。つまるところ、お客様が第一発見者で……所有者になりますか。 何ともまあ幸運なことで、あやかりたいものです」 そう言う主人には特に言葉をかえさず、べすぺは腕を組んで壁にもたれかかった。 少し考え事をした後、主人に改めて声をかける。 「……ああ、ええ、まあ、命に別状はないっぽいのよね?」 「そのようです。私には医術の知識はございませんから、何分体の内側まではわかりませんが。 どうしても気になるのならば、医師をお呼び致しますが……如何なさいますか?」 「まあ、一応ね……お願いするわ」 「わかりました。それでは、しばらくお待ちください」 一礼して主人は部屋を出る。 その間も、べすぺはヒトを見つめながら、じっと考え事をしていた。 ヒト。 貴重であったり、色々楽しめたりするだとか、そんな事は現時点ではどうでもいい。 重要なのは、ヒトがこの世界において、無力な存在である事だ。 鍛えられたヒトはそれなりに働けると言うけれど、少なくとも落ちてきた直後のヒトなど、無力と見て間違いあるまい。 無力である事。それは、ヒトが弱くて小さい存在――すなわち、小動物であると言える。 「小動物は、そう、重要よ……」 べすぺは考える。 眼前では、到着したネコの医師がヒトの様子を診ているようだ。 結構な金額になりそうだが、それもどうでもいい。当面の持ち合わせを使い果たしても構わない。 ヒトが生きており、無事でありさえすれば、多少の金銭などまったく比較にならない価値がある。 ――ヒトは小動物であり。それでいて、よく喋る事が出来る。 これが重要なのだ。小動物で喋る、それはすなわち、魔法少女に必要不可欠なあれであるのだから。 「……マスコット。本当に空から落ちてくるなんて――」 思わず窓の外を見た。月は天高く昇っているので、この角度では見えない。 偶然には間違いないのだろうけれど、マスコットが落ちてくる事を願った途端にこの出会いである。 「……ふふふふはははは」 笑い声が漏れるのも当然であろう。 「今、まさに――天が私に媚び始めたッ!」 「は、はいッ!?」 唐突にそんな事を叫んで、医師を驚愕させるのも、これまた当然なのだ。べすぺとしては。 目を覚ますと、枕の側には―ー何と言えばいいのだろう。 まず金色の髪というところでおかしい。いや世界的に見ればおかしくはないのだろうけれど。 少なくとも、透の住んでいた国では、こういった髪の色は珍しい部類ではある。 しかもその髪型がまた少し変なのだ。いわゆるセミロングという、それはいい。 が、そこから飛び出た二房の髪があるというのが――専門用語でアホ毛、といったか。それは少し変だ。 そして、そんな髪型をした人物は、顔を見る限りはかなりの美形だったりするからまた困る。 ややタレ目なところが、ちょっと透の好みに近くもあるのだ。 で、ここまではいい。ここまでは。ここまではまだ珍しい部類ですむ。 袖なしで、しかもへそまで見えるような黒い服――ではなくて、よく見るとどうも装甲っぽいものを装着している上半身も、まあ許容範囲だ。 問題なのは、その下。下半身の、しかもちょうど股間にあるものがどうにも――どうしたものか。 「起きた……のよね?」 心配そうな声も、今目にしているものに比べると気にはならない。 本当にどう形容したものか、股間から――針が、そそりたっている女の子というのはなんともはや。 「ねえ、起きたんでしょ? ちょっと、返事くらいしなさいよ」 股間から針を生やしている子に言われても反応のしようがない。 コスプレの類ならいいのだが、見る限りこれはもう明らかに体から生えているのだから弁解のしようもあるまい。 という事は股間が丸見えという事で、女の子としてそれはどうかとも思う。 「……あの」 「ああ、やっぱり起きてたッ!」 嬉しそうににんまりと笑う女の子に、透はまず一番聞きたい事を聞いてみた。 「これは夢だったりするのかな」 「しないしない。うん、やっぱりこの系統の質問が来るのよね、最初は」 何か一人で納得しているようだが、透の疑問はますます深まる。 「でも、君の、その格好は」 「あーあー、驚くわよね普通。獣人の人ですらも、あんまり私達って見る機会ないみたいだし。 聞いて驚きなさいよ? 私はスズメバチ。……って言っても、多分貴方の想像してるのとは、違うわよ? つまりそれがどういう事かっていうと、この世界からして――」 「……異世界、ってことかな?」 少し驚いた様子で女の子は頷いた。 「そう。よくわかったわね。貴方、元いた世界とは別の世界に来ちゃったって訳なのよ。 で、この世界がどういう世界かっていうと――」 「地獄」 「そうそう。人が死んだ時に生前の罪をそこで責め苛まれるっていう、 違う!」 ノリツッコミを見せる女の子である。なかなか筋がいいようだ。 「なんでそこで地獄が出てくるのよ!?」 「なんでって……それは、まあ……」 透は思い出す。こうして目を覚ます直前の事を。 確か、駅のホームから落とされて、しかも丁度いい事にそこに電車が入ってきたのだった。 この状況下、助かる人もいるにはいるのだろうけれど、基本的には激突もいいところである。 ならば、今のこの身は既に砕け散っており、死んでいると考えた方が自然なのだ。 「――という訳で、俺は死んじゃったんだから、そうなると行く先は地獄かなあと」 聞かされた女の子は、頭を抱えてしまっている。 「そう来る訳ね……あんな出現したから、一筋縄ではいかないと思ってたけど」 「地獄って考えればつじつまはあうんだよな。ほら、君のその格好も地獄の獄卒ならありえない姿じゃないんだし。 その針も多分針山地獄か何かの眷属で、罪人をぶすりと突き刺して責め苛むという」 「だから違うッ!」 女の子――言うまでも無いが、べすぺである――は、予想外の事態に頭を抱える。 地獄などと言われても、会話が噛み合わない一方ではないか。 「貴方は生きてるの。生きてて、別の世界、異世界に来ちゃったっていうそれだけのことなのよ。 死んでないんだからここは地獄でもなんでもなくって、っていうか私は獄卒じゃないッ!」 「でも明らかにその姿はヒトじゃないし」 「……そ、そう。ヒトじゃないのよ。いい? 私はヒトじゃなくって、もちろん獄卒でもなくって、スズメバチなの。スズメバチ」 「そんなヒトみたいなスズメバチなんて、聞いた事が……」 この流れである。 こういう流れこそ、落ちてきたヒトとの会話の正しい流れというものだ。 なんで死後の世界が出てくるかは分からないが、こういう流れに引き込めればちゃんと会話も成り立つ。 小さく喜びのポーズなど取りながら、べすぺは会話を続ける。 「そういう世界なのよ、ここは。貴方のいた世界とは違う世界、価値観も何もかもがね」 「異世界……」 「ようやく聞く気になったわね? それじゃあ、説明させてもらうけど」 ・この世界は獣人の世界である。まあ私はスズメバチ、昆虫人だけど。 ・ヒトは異世界から落ちてくるものである。つまり貴方は落ちてきたものである。 ・で、ヒトは基本的に奴隷である。拾った人のものになるのが通例なので、つまり貴方は私のものである。 ・その他もろもろ。 「ってところ。まあ奴隷ってところは私としてはもうちょっとあるんだけど、そういう世界だから」 「なるほど……」 ようやく納得したようなので、べすぺも満足そうに頷く。 「なるほど。やっぱりここ、地獄なんだ」 「そういうことよ。……ってだから違うッ!」 全然わかっていない。 「どうしてそういう結論に落ち着いちゃうのよッ!?」 「いやだって」 ・ヒトに在らざるものに支配された世界。 ・ヒトは異世界、すなわち生前の世界から落ちてくる。地獄といえば落ちるものだ。 ・地獄なのだからヒトは罪人であり責め苛まれるものである。つまり奴隷である。 ・その他もろもろ。 「……ってところだから、やっぱりこれは地獄じゃないかな、と」 べすぺは口をぱくぱくと開閉させた。言葉が出てこないのだ。 「……ああ、もう、地獄ってことでいいわよ。とりあえずはそれでいいわ。頑固なんだからもう。 で、地獄でいいんだけど、それはそれとして――貴方が私のものである、ってことは納得してるのよね?」 「専属の獄卒って意味と理解してるけど、うん」 「……なら、まあ、いいわ。この際それ以外は枝葉末節よ」 諦めてしまったらしい。クイーン候補としては頼りないものだが。 「とりあえずそこだけ理解したんなら、貴方は私の言うことを聞かなきゃならないってことも理解できてるわよね」 「うん、一応」 「だったら、まず最初の命令なんだけどね。……名前は?」 そういえば、そんな基本的な事からして聞いていなかったのだ。 異文化コミュニケーションの壁の高さに、早くもくじけそうなべすぺであった。 透は、意外に淡々とこなしている。理解の仕方がおかしいせいだろうか。 「ハチスカ・トオルね。じゃトールって呼ぶわ。 それでトール。二番目の命令なんだけど、貴方……私のマスコットになってくれる?」 「……はい?」 ここに来て、ようやくトールの方が度肝を抜かれる事態になった。 マスコット、と来たものである。地獄やらは平気でもこれは意外だったようだ。 「ほら、見れば分かる通り、私って魔法少女でしょ? それで魔法少女ってのはマスコットがいてナンボって世界だから、ねえ。 トールならマスコットに丁度いいから、なってもらいたいんだけど……どう?」 「魔法少女……って言われても」 無論、現在日本の若者であり、かつ若干インドア派だったトールには馴染みのある言葉ではある。 悪友の一人など、そういうものが大好きだったようで、諸々困った事もあったがそれについては割愛するとして。 「……魔法少女?」 言われて改めてべすぺを眺めて見るに、これは魔法少女と言われても困る姿でしかない。 というか、針がいけない。他はまだ露出多目という事で言い訳はできるのだが、針はないだろう。 どこの世界に股間から針を生やした魔法少女がいるのか。教えてもらいたいところだ。 「ああ、魔法少女に違和感があるなら、こう呼んでもらっても構わないわ。 そう。――変態少女」 納得である。 「っていや、変態ってもオカシイって意味の変態じゃなくて。生まれ変わる意味の変態だから誤解しないようにね?」 「……あ、それはどうも」 ――どう考えても、前者の意味だと思うのだが。 「なんか納得されてないみたいだから……この際、一から説明しよっか。 余計な口は挟まなくていいから。とにかく聞くだけ聞きなさい」 「了解」 まず、魔法少女ってのは私達スズメバチの……それもクイーン候補の成虫の姿を指す言葉ね。 理由はまあ、姿を見れば明らかでしょ? 明らかよね? ……納得してなくても納得して。 え? あー、そっか。クイーン候補ってのも説明しなきゃわかんないか。……メンドーね。 私達スズメバチは、クイーンを中心とした社会で成り立ってるのよ。 クイーンが全てを決めて、全てはクイーンとともにあるように、ってね。 で、そんなクイーンも不老不死じゃないから、いつかは死んじゃう訳よ。 社会の中心なクイーンがいなくなったら、もう社会は成り立たなくなっちゃう。 だからクイーンは、次のクイーンを用意しなきゃならない。 それもその辺のスズメバチからテキトーに選んじゃダメなのよ。 クイーンたるもの、武、勇、知、あらゆる分野でスズメバチの頂点でなきゃいけないから。 クイーンとなるべく生まれるもの、つまりクイーン候補として生まれた、十人ちょっとのスズメバチから選ぶ。 ……もちろん、このクイーン候補。候補なんだから素質はバリバリで――これも、私見れば分かるでしょ? 「そこはちょっと分からないな」 「分かりなさいよっていうか口挟むなっての」 ……でもって。 そのクイーン候補からどうやってクイーンを選ぶか。これよね。 単純に殴り合って決める……とか。そんな話じゃないのよ。そうだったんなら楽なのに。 一族の掟で、『クイーンになれるのは、候補の中でもっとも善行を収めたものである』……だって。 だから善を助け悪を挫く、クイーン候補はそうでなきゃならないのよね。 つまり、そういう存在な訳だから、私達は魔法少女だったりするの。……これで納得できたでしょ? 「まあ……一応」 「だからトールにマスコットになってもらいたいの。……あー、喋りすぎて喉渇いちゃった」 水差しを探して部屋のあちこちを見渡すべすぺに、しかしトールは疑問を呈する。 「でも、それとマスコットがどう結びつくのかがわかんないな」 「魔法少女ってことは納得したんでしょ?」 「一応ね」 「じゃあマスコットが必要ってことも分かるでしょ」 「……えー」 そこだけは、べすぺも説明なしで押し切るつもりらしい。 と言うより、常識なのだから分からない方がおかしいという理屈だ。 「ま、まあ……俺も奴隷らしいから、言うことは聞かなきゃならないんだろうけど…… でもマスコットってそんな」 「つうか、むしろ奴隷じゃなくてマスコットが必要なのよ。奴隷なんて不要だけどマスコットは絶対必要。 それが魔法少女なんだから――命令。マスコットになりなさい」 「め、命令……命令なら、それは……わ、わかった」 「おっし」 べすぺが右手を差し出した。答えてトールはそれを握り、握手成立となる。 「素直でいいわ、うん。それじゃこれからよろしく頼むわよ、マスコットのトール?」 「うん……やっぱり、素直に聞いた方が転生も早くなりそうだしね」 「……まーだそんな世界観で喋ってるんだ、あんたは」 握手した時の満面の笑みとは異なる、ひどくげんなりした顔になってべすぺはため息をついた。 魔法少女の下りは納得させられたので、地獄がどうとかいう話ももう終わったのかと思っていたのに、この有様だ。 この頑固すぎるマスコットに、早速頭を悩ませる魔法少女である。 「どうしても、ここが地獄だって言いたいのね?」 「状況証拠から考えると、そうとしか思えないし……」 「……だから、貴方は生きてて、ここは地獄じゃなくて、ああもうッ」 どうにかして、このマスコットに自分が生きている事を思い知らせなければならない。 でないと、こんな会話をこれから延々と繰り広げる羽目になってしまう。 それは精神衛生上、あまりにも良くない事だ。 「そっちがそのつもりなら、こっちにも考えがあるわよ」 へ、とトールが聞き返す暇も与えず、べすぺは彼の横たわっているベッドに飛び乗った。 「な、何か?」 「生きてることを確かめるのにはやっぱこういう方法が一番、よね?」 「……だ、だから何が?」 不敵な笑いを浮かべて、べすぺはその顔を自らのマスコットに近づける。 「マスコットにも色々仕事があるんだけど、中でも結構重要なのがこれなの」 「これ?」 「……私達が変身する為に必要なもの。言ってなかったわよね?」 「そういえば」 「それってまあ、要するにアレなのよ。せ・い・え・き」 「……はい?」 今、明らかに魔法少女らしからぬ単語が飛んだ。 「細かい解説は抜きにするけど、精液がないと私達変身できないのよ。 今はこうやって変身してるからいいけどね? 幼虫になっちゃったら、変身するのにも一苦労な訳。 そのために、私の変身の為に精液を提供するのも、マスコットの仕事なの」 「マ、マスコットって……俺が思ってたものと、結構違う……ような」 「そうよ。でなきゃあそこまで欲しがらないって。 だ・か・ら、成虫である今はまだ精液いらないんだけど、予行演習ってことで。……ちょうだい?」 「それは……まあ、俺としても構わないんだけど……」 「ふふん。じゃあもらっちゃうわよ? 私の、お腹の中にたくさん……」 お腹の中―― 「ちょ、ちょっと待って」 「何よ?」 「……その、中に出すって……どこから入れるんだ?」 「入れるって、そりゃ」 べすぺは自らの秘所たるべき場所に目をやった。 そこからは、もうご立派というほどに輝く針が隆々とそびえている。 「…………」 「……そこからは入れられないと思う」 「…………」 「……だよね?」 「……言われてみれば確かに」 当人まで驚いた様子で針を眺めていた。困ったものだ。 「って、今はいいのよッ! 成虫の時はいらないのッ! 幼虫の時は、針ないからここから入れ放題ッ。問題ないじゃない」 「そ、それなら……あ、でも、今は? 予行演習って、その状態でどうやってすれば」 「中で出すのは無理だけど……そうね」 そのまま、ずるずるとトールのズボン、そして下着と脱がせる。 「入れなくてもまあ……出来ないことはないでしょ。ほら手とか」 「そういうもの……かな」 「そーゆーもんなの」 そうして、下半身だけ裸に剥くと、出てきたものをべすぺは興味深そうに両手で握った。 「へえ。ヒトってこういう形してるんだ」 「ち……違いって、あるものなんだ?」 「……いや、私もそんな見たことないけどね」 単純に、男性器を見るのが初めてだったという事だろうか。 そのまま彼女は、面白そうにぺたぺたと触れて、じっと見つめる。 「ふーん。へー。ほー」 弄り回すのはいいのだが、どうもその先に進もうとしない。 先ほど言っていた事と矛盾するので、トールは恐る恐る声をかけた。 「か……観察もいいけど。本題はやらないのか?」 「……い、今からよ今から。うん、ちょっと見てただけなんだし」 どこかぎょっとした様子を一瞬見せた後、べすぺはこほんと息をつく。 それから改めて、トールのものに手を――かけて、そこで止まった。 「……えっと……」 「?」 べすぺは固まったままだ。 「あのさ」 「な……何? き、気持ちよくしてあげようってのに、何か用事?」 「……ひょっとして、そういうこと知らないとか」 「……ぐふうッ!?」 やる気満々でリードしていたわりに、どうもこの状況を見る限りではそう判断するしかなさそうだ。 事実、このトールの言葉で、べすぺは痛打を受けたような表情になってまたもや固まっている。 「し……知らないってことはないわよ。知ってるわよ。えーと、その、気持ちよくして精液出して……」 「どうやると気持ちよくなるかは? 知ってる?」 「……こ、擦ったりしたらいいんでしょ!? 中に入れるといいって聞いてたけど、それは出来ないし!」 どうにも中途半端な知識である。 まだトールの方が色々知っているというものだ。――それも、実地の知識ではないところがちょっと悲しいが。 「知らないんなら無理して出そうとしてくれなくてもいいよ……あんまり、その、あれを出しっぱなしでも恥ずかしいし」 「それはダメなのッ。貴方にはどうにかして生きてることを実感してもらわなきゃいけないんだから」 とは言っても、このべすぺの知識の無さは致命的なところがある。 任せていたところで、ペニスをちょこちょこ弄り回されるだけだろう。 それはそれで、まあ、これだけの女の子にそういう事をされるのはいいのだけれど、ともかくだ。 「……簡単そうなところで、舐めて見る……とか。そっちを試したらどうだろう」 「舐める? ……これを?」 握っているものを、べすぺは改めてじっと見渡した。 大きさは――標準がどの程度か、あまり知らないので何とも言えないが。 でも何となく大きいんじゃないかな、という気もする。これが体の中に入ったら大変そうだ。 そして形状はどことなくキノコを思わせる棒状で、それを舐めるというのは、まあ。 「……うん、それなら出来そうな感じ。ちょっとやってみるね」 躊躇いもなく、べすぺは軽く亀頭の部分を一舐めする。 固まったりしたのは純粋な知識の不足によるもので、精神的な面ではやる気十分だったのだ。 その証拠に、舐められた事でびくりと震えたペニスを、嬉しそうに見るや二度、三度とべすぺは舐める。 「う……」 「……ど、どう? こんな感じ?」 「わ、悪くないかな」 これは嘘だ。悪くないどころか、実にいい。 こういう経験がはじめてであるところのトールにも、それはよくわかる。 まあ技巧など欠片もないのだが、そのたどたどしさ、初々しさが何と言うか、直撃である。 「そう? じゃあ、続けるね」 嬉しそうにまた舌を這わせる。 ここまでの会話で気づいたのだが、このべすぺ。強引な部分は多々あるが、基本的には素直な子らしい。 「……うん。悪くないかな。こういう地獄ならありかも」 「……え?」 「いや……うん、気持ちいいよ、それ」 「そ、そう?」 段々、舐める間隔が狭まってきた。 常にちろちろと舌は這わされ、トールの腰のあたりに疼きのようなものが溜まってくる。 「……んー」 しかも駄目押しのように、べすぺは舌を使いながら上目遣いでこちらを覗いているのだ。 これはもうどうにもならない。 「ちょっと、その……も、もうすぐ……」 「んん?」 きょとんとして舌を離すべすぺ。お陰で少しだけ余裕が出来た。 「も、もうちょっとで出ちゃいそうだから」 「……そうなんだ!」 大喜びで、べすぺはまた舐める作業に没頭する。 びくん、びくんとペニスは震え、いよいよ熱を持ち、そして。 「んッ!?」 「くぅッ」 びゅくッ、びゅッ、と、勢いよく精が吹き出し――すぐそばにあるもの、すなわちべすぺの顔に降りかかる。 「あ、ご、ごめッ」 「うわ……うわうわ」 べすぺは避ける事もせず、己の顔が白く汚れていくのに任せている。 それが申し訳なくて、どうにかしたいとトールは思う。けれども、どうにもなるものではなくて。 それに――長いように思えても、それはほとんどすぐ終わるのだ。 「うわー……出たわね、随分」 顔にかかったものを手でぬぐって、べすぺはじっとそれを眺める。 「汚しちゃってその。ごめん」 「……ううん。それはいいの。……ね、気持ちよかった?」 「それは……もちろん」 まだいくらかの精が顔に残っているけれど、べすぺはその言葉ににんまりと笑う。 「じゃあ、そんな気持ちいいんだから、生きてるって実感できたわよね?」 ――ああ。それなのに。それだというのに。 「……それはその」 こんな反応である。 これはもう駄目かもわからない。 翌日である。 結局あの後べすぺに散々罵倒はされたが、でも現実認識が改まるものでもなく、その日は眠る事となった。 べすぺは、 「せっかくのマスコットなんだから、一緒に寝ましょ?」 と言っていたものの、トールの方でそれは丁重に辞退した。 何しろ彼女の股間には、前方に向けて針がある。 弾みでそれが刺さったりしたら、もう目も当てられない。 ともあれ、目覚めたトールは体を半分だけ起こし、伸びをして目覚めとした。 「……ふう。やっぱり夢じゃないか。死後の世界だもんなー」 まだずれた事を言いながら、少年はふとベッドの横に目をやる。 妙に膨らんでいるのだが、どうもこの膨らみ方からして誰かが入っているようだ。 「べすぺ……かな。一緒には寝ないって言ったのに」 勝手に入り込んで寝てしまったのだろうか。だとしたら、とてつもなく危険な事である。 マスコットとは言え、注意くらいはしないと――と、そう思って布団を剥ぐ。と。 「……あ。お、おはようございます」 そこにいたのは、あの絢爛たるスズメバチ魔法少女、ではなく。 「……あ、あ、あれ? あれ……あ、わたし……あうあう」 髪も白。肌もひどく白い。もう何もかもが白く、儚い、そんな――幼い少女である。 「……誰?」 「だ、だ、誰って……その。あ、あの、わたし……わ、わたしです。べすぺです」 「全然違うよ」 「ち、ち、違うのは当たり前なんです。わ、わたし……その、寝てる間に……も、戻っちゃって」 「戻るって……あ、ひょっとして……」 昨日の会話の中で、幼虫だの成虫だのという話が出てきたはずだ。 そして、昨日の姿は変態したもの。成虫だ――とも。 「幼虫になっちゃったんだ?」 「そ、そ、そうなんです。わたしも、あの、き、気づかなくってつい……」 性格すら途方もなく変化してしまっている。 本人の言葉であろうとも、にわかには信じがたくすらあるのだ。 「これで本当にべすぺ?」 「べ、べすぺです。……し、信じてもらえないかもしれませんけど。 よ、幼虫の時は、その、肉体が精神を収めきれなくなっちゃって、それで、性格とか、そういうのが…… あの、えと、ちょ、ちょっと制限がかかって、こうなっちゃうんです」 「……うーん。信じる……よ。なんとなくそう思えるから」 「あ、あ、ありがとうございます!」 弱弱しく、べすぺは微笑んだ。どこまでも成虫とは違うのである。 「とりあえず……朝ごはんでも食べに行こうか」 「はい!」 その後の朝食は、幼虫べすぺの異常な食欲に驚かされた以外には特に変わった事もなかった。 そうして二人は旅立ち、今に至る――と。そんな訳であるのだ。 「……とまあ、回想してきたんだけど。 トール、あんたまだこの世界を死後の世界って思ってるわね?」 「そりゃあもちろん」 結局のところ、出会いから今に至るまで、トールの認識は変わっていないようだ。 「……もー。手だけじゃなくて色々してあげたのにまだ生きてる実感ないの?」 「生前からそういう性格だったからかな」 「今も生前だっての。あーもー、どうにかしてよぉッ!」 べすぺの叫びは、虚しく木霊するのであった。 そして。それからしばらく後の、遠く離れた場所で。 縄でぐるぐる巻きにされた三人のネコがいる。 その内二人は目立った外傷はないのだが、残りの一人が酷いものだ。 右肩に分厚く包帯がまかれ、かなりの傷がある事が分かる。 傷はそれだけのようだが、その他の見た目が随分と無惨なのだ。 顔色は最悪のように青白く、呼吸もずっと荒いまま。 病気か、あるいは毒によって苦しんでいるようである。 このボロボロの男。最早すっかり見る影も無いが、先日べすぺに退治されたあのゴルバスであった。 残りの二人は、あの小屋で倒された大ごろつき、そして小ごろつきらしい。 「長兄、大丈夫ですかい?」 大ごろつきが聞く。どうも、兄弟だとか、そのような関係らしい。 「大丈夫……じゃあねえが、以前に比べリャ悪くはねえ……少なくともすぐ死んじまうような痛みはねえぜ」 「おお、さすがは長兄ですぜ」 「……へへへへへ。スズメバチの毒って言ったら七日は足腰立たねえと評判だが、何、俺にしてみればこんなもんよ。 お陰さんで、腹についた肉も随分と落ちてきたしな」 そう言うゴルバスの体型は、すっかりやつれきってはいるものの。 確かに、肥えていた頃より引き締まってはいるようだ。単にぜい肉が毒のせいで落ちただけなのだろうが。 「こんな肉がついてたせいで遅れは取ったがよ。痩せちまえばこっちのもんだ。次にはあの忌々しいハチ野郎を叩き切ってやらぁ」 「すげえぜ、長兄!」 ゴルバスと大ごろつきは不敵な笑いを浮かべて喜んだ。 が、残る小ごろつきは、その笑いに対して不安げな声を投げかける。 「しかしよ、兄者。復讐するにしてもここから抜け出さなきゃどうにもならねえですぜ?」 「おうよ。それについても……考えはある」 ゴルバスはまだ不敵に笑い、縄に縛られてその身を軽く揺すった。 その様子に、手下は二人とも信頼の目を向ける。 「俺の体力が回復するのももうちょっとだ。そうしたらよ…… どうせ、見張ってるのは弱っちい村の連中だぜ。ちょいと言葉で騙して、抜け出しちまえばいいのよ」 「で、できますかい?」 「おうともよ。鉄人ゴルバス、口先で世を渡るのにかけちゃあ並ぶものはいねえ。 最悪、縄だけでも解かせリャいいんだ。村の連中にゃ、俺達の腕っ節に敵うような奴はいねえんだからよ」 「それじゃあもうちょっとしたら、また昔みてえに三人で悪事を出来るってことですかい、長兄!」 「ああ。やっぱり金で雇った連中なんざあてにゃならねえ、昔ながらのこの三人で出直しだ」 「それでこその兄者だ!」 三人の悪党は、再起を思い決意を新たにする。 あれだけ一方的に倒されながら、まったくもってへこたれないものだ。 このバイタリティは大したものであろう。バイタリティだけは。 「だから今は休むんだ。俺だけじゃねえ、お前らもな。 村の連中がいくら弱えったって、数を頼みにされちゃあ厄介なところもある。 体力はあるに越したことはねえ。そうだろうよ」 「違えねえや、長兄」 「分かりやしたぜ、兄者」 大も小も素直な事に、身を休めようと目を閉じて壁によりかかる。 ゴルバスも、また身を横にして、毒の打撃から回復しようと眠りにつく。 と、その時。 「……にゃあ……」 「んにゃ、にゃあ……」 「……なんだ、今のは」 ゴルバスの目が見開かれた。 納屋の外から、今の妙な鳴き声が聞こえたように思えたのだ。 「おい、お前ら。起きろ」 「へ、へい」 大も小も起きた。起きた、が、縛られているのだから何が変わるものでもない。 ただ、何を聞いたかくらいは、訪ねる事も出来る。 「今の声。聞こえたか?」 「いや、俺にはなんにも……」 などと言っていると、また。 「にゃ、にゃあ、にゃッ」 「なー、にゃ、にゃにゃッ」 「い、今のは聞こえやしたぜ、長兄」 「……おう。この声は覚えがある。あの時の声だ……これは」 「あの時?」 いぶかしがる手下どもに、ゴルバスはどこか苦々しい顔をしながら言う。 「こりゃマタタビだ。マタタビにやられたネコの声だぜ」 「マタタビ……マタタビですかい!?」 「何度か女に使ったことがあるからな。聞き間違えるはずはねえ。 しかし妙だな……こんな村にマタタビか」 ネコに関しては、場合によっては麻薬のようにすら作用するものである。 有用に扱いさえすれば大いに役に立つが、どちらかというと不逞な使い方が知られているものだ。 取り扱いには厳重な注意を要するものであり、それだけにこんな田舎の村にまで出回るとは聞いた事がない。 「善良そうな顔しやがって、この村もとんでもねえ爛れた村だったってことか」 「け、けどよ。長兄。俺達が村の連中を締めてた時は、そんなもん出てもこなかったぜ?」 「隠されてたんだろうよ。実際、食べ物を相当やられてたじゃねえか」 「そ、そいつはよぉ……」 べすぺに供された食料の事であろう。 村人に完全にしてやられた一事でもあり、ゴルバスもそれをしっかり覚えていたのだ。 「まったく。こんなもんがあるんならきっちり奪っておきゃよかったぜ」 「残念ながらそうではない」 「!?」 刹那、飛び込んできた声は、ゴルバスのものでも、大と小のごろつきのものでもない。 「だ、誰だ!?」 慌てて部屋の入り口に目をやる、と、そこには―― 「無様な姿を晒しているな。ゴルバス」 「お、お前は……!」 元々暗いせいで、侵入者の顔は見えない。 法衣じみた長い衣をまとっているのは辛うじて伺えるが、それ以外は判別がつかない。 ただ、頭部に大きな帽子をかぶっており、そして――その隙間から、にゅるりとした長いものがはみ出ていた。 「お前……いや。あんたか……」 「あ、兄者? 知り合いですかい?」 小が聞く。と、ゴルバスが答える前に侵入者が言葉を放った。 「そうだ。私はそのゴルバスと縁のあるもの」 「あ、兄者と縁……」 「……客人だぜ。丁重に扱えよ、お前ら」 客人とはいうが、ゴルバスの顔は苦い。 あまり会いたい相手でもないのだろう。 「それで、なんだい。俺がしくじっちまったから、始末にでも来たってところか」 「我らは、まだ使えるものを処分するほど余裕ある振る舞いはできない」 「ほう。そりゃありがたいね」 侵入者の帽子の端から、また一本にゅるりとしたものがはみ出る。 「ここにあった隠し炭鉱を失ってしまったのは手痛い事だ。 が、だからといって、有能なる駒を見捨てる訳にもいかない。 もう、表の騒ぎは聞きつけただろう。あれは私が巻き起こしたもの」 「……マタタビを流したってのか」 「お前を逃がす為にな。ネコというのはこれだから扱いやすい。 見張りなどに使う種族ではないな。簡単に過ぎる」 「……ハン」 更に一本、侵入者の帽子からにゅるりとしたものがはみ出てきた。 よく見ると、それらにゅるりとしたものは、それぞれが刃物を先端に巻きつけて蠢いているのだ。 ――そして、一閃。 三人に巻きつけられた縄は、バラバラに切断され、あたりに散らばる事となる。 「外にはまだマタタビが残っているだろう。 お前達まで巻き込まれては困る。心構えをしておけ」 「……へへへ。すまねえな」 立ち上がり、ゴルバスはまだ状況を把握できずにぼんやりと座っている手下二人に目をやった。 「お前らも行くぞ!」 「へ、へい!」 一喝されてようやく立ち上がる。 そうして、三悪人が動く準備を整えたのを見て、侵入者も出口へと向いた。 「っと、ちょいと頼みを聞いてもらえるかい?」 「救出以上のものを求めるのか」 冷たい響きのある声に、大と小は震え上がる。無論ゴルバスは気に留めない。 「あんたらにも利益のあることさ。……知ってるだろうが、俺達を倒したのはスズメバチだ。 そいつに復讐をしてえんでね……武器を貸してもらいたい」 「一度敗北した相手だろう。勝算はあるのか」 「あるかどうかはそっち次第だ。作ってんだろう? いい武器をよ」 「…………」 侵入者の発する冷たい気は、ますます子分を震え上がらせる。 「そうだな。あまり見かけるものではないが、昆虫への対処は懸案事項の一つでもある。 開発中の兵器があったはずだ。貸与しよう。テストとする」 「へっへっへ。悪いな」 「構わん。仮に倒せずともよい。データさえ取れれば」 「……フン。倒してみせるさ。俺にだってプライドはある」 納屋を出たところで、ゴルバスは最後にもう一度言った。 「これからもよろしく頼むぜ? なあ――『タコ秘密教団』さんよ?」 それには、もう、侵入者は答えない。 ただ、月の明かりに照らされて、帽子を外したその侵入者の頭部には―― 八本の足をもつ、それ。 海のものとして名高い、かの「タコ」が。 にゅるりにゅるりと、蠢いていたのであった。 第2話 終わり 次回予告! キツネ国を放浪する二人の前に、再びゴルバスが現れる! まったくもって懲りないネコだが、今のべすぺは何と幼虫! 絶体絶命のピンチに陥ったべすぺ。その時、現れた人物は!? 次回魔法少女ホーネットべすぺ第三話、「復讐戦!? ゴルバスの再挑戦!」 誇りあるもの、尊きものを目指して、次週も炸裂推参ッ!
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都市名 州 人口 予想 シモノセク シモノセク 24万人 29万人 ウイロウシティ スオー 19万人 27万人 カワラソヴァ ウヴェ 17万人 18万人 サンヨーウダ ウヴェ 13万人 12.2万人 ホウフ イワコク 12万人 14.4万人 イワコク イワコク 9万人 8.9万人 ナガトゥー ナガトゥー 8万人 4.4万人 ミーニュ ミーニュ 7.7万人 6.1万人
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聖杯。 主にキリスト教由来の伝説として語られる、人類史上最高峰の聖遺物。 普段の彼にそんな話題を振ろうものなら、一秒と経たない内に「下らん」と切り捨てられること請け合いの与太話だ。 オカルトな神秘論を心の拠り所にするようになっては、人間は終わりだ。 特にそれが、命を賭けて臨む大義の前とあっては。 大義は、己の手で成さねばならない。 愚鈍な神の差し伸べる救いなど待っていては、千載一遇の好機を逃す。 その考えは今も毛ほども揺らいではいない。 たとえそれが、他ならぬ『聖杯戦争』の舞台の只中とあっても、である。 男は、狂っていた。 本人は決して認めはしないだろうが、誰の目から見ても男は精神に異常をきたしていた。 彼は恐れない、死を。 彼は恐れない、破滅を。 全ては、天命により定められた結末なのだ。 無念半ばに自分が果てることがあろうとも、それもまた一つの未来。 そう納得し、覚悟していれば、恐れることなど何もない。何処にもない。 革命家・佐田国一輝。 それが男の名前であった。 彼が聖杯を求める理由は、その称号が語っている。 彼は、革命を求めている。 より多くの死をもって、腐敗した祖国に愛の鞭を振るわねばならないと。 そう願い、聖杯戦争に参加した。 というよりは――招かれた、というべきか。 「俺と同志の無念が……天に通じた」 彼は、本来既に死んでいる筈の人間だ。 その記憶は、今も脳裏にこびり着いて離れずにいる。 暗闇の中、噴き上がってくる恐怖と絶望。 次第に消えていく酸素、地獄としか言いようのない激痛。 蘇ってくるものを、佐田国は溜息と共に首を振って否定した。 二度と、あのような醜態は晒すものか。 だが、決して忘れ去りはしない。 自らの汚点として受け止め、自分を戒める楔とせねばならない。 ……あの作戦で、多くの同志が死んだ。 志半ばに果てる無念、如何ほどのものだったか分からない。 報いなければなるまい、その生き様に。 革命の達成をもって、彼らの墓前に供える花とする。 その為には、聖杯が必要だ。 どんなミサイル兵器よりも万能で、価値ある兵器。 それを手にして、佐田国一輝は本当の祖国に凱旋する。 佐田国には、魔術の心得はない。 あの『立会人』どものような、人外じみた身体能力もない。 覚悟は決まっている。人を殺すことに、今更躊躇いを覚えるような柄でもない。 女子供を撃ち殺すことだって厭わないし、事実それで、心得のない人間ならば思うがままに殺戮できるだろう。 だが、優れた魔術師には勝てない。 あくまでも、佐田国一輝は人間だからだ。 聖杯戦争を勝ち抜くには、サーヴァントという武器で武装する必要がある。 佐田国は当然、立派な魔術回路など持っていない。 しかし、それを埋める手段はある。 魂を燃料としてサーヴァントに食わせ、擬似的な魔力のプールとすることで、魔力面の問題は解決できる筈だ。 まずは、純粋に高い戦力を持ったサーヴァントを引けなければ話にならない。 ……結果として。佐田国一輝のもとに英霊の座から舞い降りたサーヴァントは、彼の要求通りの強靭な存在であった。 そう、力だけは。 「そんな目で見んと。火照ってまうわぁ」 佐田国には、この状況が理解できなかった。 自分は、必ずや聖杯を手にしなければならない人間だ。 下らない私欲のためにサーヴァントを召喚し、浅く賤しい目的を達成するために必死をこいているような屑共とは訳が違う。 背負っているものの重さも、此処に来るまでに積んできた努力や払ってきた代償も。 あらゆる点で自分は他者に勝っている。 故に、自分こそ聖杯を手に入れるのに最も相応しい男であると自負している。 そんな自分に与えられるべき手駒は、革命という偉業を共にするに相応しい、有能で従順なサーヴァントであるべきだ。 一時とはいえ同志となる相手。それに敬意を払うのは、当然の礼儀である。 彼の性格を知る者であれば意外に思ったかもしれないが、佐田国はサーヴァントの人格次第では、友好的な関係を築くのもやぶさかではないと考えていた。 聖杯戦争という熾烈な戦場を共に戦う、いわば相棒のような存在。 佐田国はあくまでサーヴァントを兵器と割り切っていたが、それでも、関係を悪化させないに越したことはない。 だがそれは、そのサーヴァントが革命家・佐田国一輝のお眼鏡に適った場合の話だ。 偉業を成す己の使役するサーヴァントは、当然その大義に足る存在でなくてはならない。 ……もっと噛み砕いて言えば、己の革命に理解を示すことの出来るサーヴァント。 どれだけ強かろうが、高尚なる革命に理解を示せないような凡愚では論外なのだ。 ……そう思っていた。佐田国は、此処に来て思い知ることとなった。 この条件からスペックの問題を差し引いても、それでもまだ、高望みであったということを。 「それにしてもあんたはん、えろう不機嫌そうやねえ。そないに眉間に皺ぁ寄せとっても、なぁんも楽しくあらへんやろ? どれ、旦那はんも一つ――」 「……令呪を以って命ずる」 素面なのかそうでないのかもはっきりしない、とろんと蕩けきった瞳。 体にまとわり付かせた酒瓶に収められた果実酒の芳香が、嫌でも佐田国の鼻孔を擽る。 挙句の果てに、今、このサーヴァントは何をしようとした? 佐田国のこめかみに、ビキビキと血管が浮き出ていく。 何だ、この淫売は。これが、革命家の戦いに相応しいサーヴァントだと? 「サーヴァント・アサシン。……二度とその薄汚い力で、俺に干渉するなっ!」 あらぁ、と目の前の少女を象ったサーヴァントが、驚いたような呆れたような声を漏らす。 「もう、つれないマスターさんやね。こないなことにポンポンそれ使っとったら、にっちもさっちも行かなくなるんと違います?」 「たかが一画だ。貴様の汚らしい悪臭にあてられて醜態を晒すよりは、こうして楔を打ち込んでおいた方が余程良い」 事実、佐田国の判断は正しかった。 このサーヴァントは一見すると友好的だし、実際にフレンドリーではあるが、しかし彼女に絆されれば破滅以外に道はない。 声、吐息、視線だけでも対象を泥酔させる。 こうしている今も周囲に漂っている果実の酒気。 これら全てが、人を堕落に追いやる悪魔の蜜に他ならない。 腐敗した祖国に鞭を振るうため、聖杯を求める彼にとって……堕落の極みとも呼べる彼女の存在は、到底許せるものではなかった。 彼女は強い。 幸運以外のステータスが軒並み高水準で、筋力と魔力に至っては最高ランク。 近接戦闘で彼女を破れるサーヴァントなど、そうは居ないだろう。 聖杯を手に入れるという大きな目標へ向かうにあたり、申し分のない戦力だ。 だが、何だこの淫売は。 こんなものを、同志と呼べというのか。 戦いの意義も大義も理解せず、薄笑いを浮かべて酒を呷る屑女を。 「……酒呑童子。大江山に住む鬼種の頭領にして、戸隠山の九頭竜から生まれ落ちた龍神の子」 「うふふ、よく知っとるんやね」 「鬼共を束ねて山の頂点に君臨し、騙し討ちで首を刎ねられて尚その首だけで襲い掛かった悪鬼」 「昔の話やね。そうそう、あん時の小僧は面白うてね――」 「貴様の下らん昔話になど、興味はない!!」 佐田国が声を荒げると、そのあまりの怒気に、潜伏先のアパートが軋んだような音を立てる。 何人もの人間を殺めてきた、死をも恐れぬ革命家。暴力の行使を大前提とする、テロリスト。 その激怒を前にしても、アサシン――酒呑童子は毛ほども動揺した様子を見せない。 「何故に貴様はそれほど堕落している、酒呑童子! これは革命の為の聖戦だ!! 俺は私利私欲の為に願望器を使おうとする屑共とは違う!! 俺は革命を成そうとしている!! にも関わらず、俺の手駒である貴様の腑抜けようは何だ!!」 「何や、えらい口の回るマスターさんやね……そないにカッカせんでも、うちはちゃあんと旦那さんの為に戦ったるよ?」 暖簾に腕押しとは、まさにこういうことをいうのだろう。 佐田国は全身の血液が沸騰するような激しい怒りの中で、そう思った。 「……貴様には、自覚が欠けている。 一国の命運を……貴様にとっての祖国でもある日本の行く末を決める戦いに馳せ参じているという自覚が、欠落している」 「まぁ、そらそうですわなぁ。うちに言わせりゃ、心底どうでもいいことやさかい」 その言葉の通り、心底どうでもよさげに放たれた酒呑童子の台詞。 それを聞いた時、佐田国は自分の中の怒りが猛烈な速度で冷え切っていくのを感じた。 それは決して、彼が理性で冷静さを取り戻したというわけではない。 むしろ、その逆だ。憤死するほどの怒りが、一周回って彼を静かにした。 「……どうでもいい、か」 「革命だの、日ノ本の命運だの、そういうんはぜぇんぶ旦那さんの都合でっしゃろ? あんたはんの大義とやらは、盃を手に入れてからゆっくり叶えたらええやない。 でもうちはほら、鬼やからね。戦が終わるまで、好きに遊ばしてもらいますわあ」 「ああ、そうだな。よく分かった、アサシン」 もしもサーヴァントに物理攻撃が通じるのであれば、佐田国は迷わず、この鬼の額を銃弾でぶち抜いていただろう。 鬼種の魔。堕落の化身。ただ遊びたいがために召喚に応じた化け物。 かつて源頼光が卑劣な手に訴えてまでこの鬼を滅ぼそうとした理由が、今ならよく分かる。 ―――酒呑童子は英雄などではない。 こいつは、ただの邪悪で救えない化外だ。 討たれるべき、鬼だ。 「好きなようにやるがいい。俺は貴様を兵器として利用し、革命の準備を整える」 そう言うと佐田国は酒呑に、床へ転がしていた機関銃の銃口を向けた。 彼は直情的な狂信者だが、しかし馬鹿ではない。 サーヴァントに銃弾を使うなど、弾薬の無駄遣い以外の何物でもないと知っている。 だから、これは宣戦布告だった。 酒呑童子という鬼に対して、革命家――否。一人の『人間』が行う、宣戦布告。 「全てが終わったその時が貴様の最後だ、酒呑童子。 この令呪を使い、あらゆる手段で貴様を破壊し、地獄の苦痛の中で貴様を朽ち果てさせ…… 俺の大義を侮辱したことを、その魂全てで贖わせてやる。精々それまでは、低俗な酒宴にでも浸っているんだな……!!」 ―――革命家、佐田国一輝。酒呑童子から見ても、彼は明らかに狂った男だった。 死の淵から這い上がったことで信仰を取り戻した彼は、偽りの光の中で果敢に戦うだろう。 女でも子供でも、仮に実の親が立ちはだかろうと、彼は構わず撃ち殺すだろう。 全ては祖国への愛国心。大量殺戮。より多くの命を踏み躙る、それが彼の『革命』。 その姿はまさに、賭郎会員を次々と蹴落としていた頃の彼と何も変わらないものだ。 しかし本当に、彼は元通りなのだろうか。 嘘を喰う魔物に植え付けられた死の恐怖を、本当に振り切っているのだろうか。 酒呑童子は、彼の辿った末路を知らない。 ただ、面白い男だとは思う。 今の佐田国一輝は、二重の意味で狂っている。 もし彼が単につまらないだけの男であったなら、酒呑は退屈の余り、既に食い散らかしてしまっていてもおかしくない。 「先に言うたやろ、好きにやるって――言われんでも、こちとら初めからたぁんと遊ばせてもらう腹やさかい」 ……佐田国は狂人だが。 彼が酒呑童子というサーヴァントに下した評は、決して間違いではない。 彼女は鬼だ。話の通じる相手でもなければ、共存の望める相手でもない。 人に倒されるべき、悪。享楽で命を奪い、肌を重ね合いながら人を騙す。 あるがままに生き、思うがままに振る舞う。聖杯戦争でも、それは同じ。 ――――彼女はまさに、混沌(カオス)の化身。 【クラス】 アサシン 【真名】 酒呑童子@Fate/Grand Order 【ステータス】 筋力A 耐久B 敏捷B 魔力A+ 幸運D 宝具B 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 気配遮断:C サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を断てば発見する事は難しい。 【保有スキル】 神性:C 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。 果実の酒気:A 声音や吐息に蕩けるような果実の酒気が香り、視線だけでも対象を泥酔させる。 魔力的防御手段のない存在(一般の人間や動物)であれば、たちまち思考が蕩けてしまう。 鬼種の魔:A 鬼という種類の魔性。 酒呑はその中でも特に格の高い生粋の鬼種で、事実上の最高ランク。 アサシンでありながらステータスが高いのは、この生まれに因るところが大きい。 戦闘続行:A+ 往生際が悪い。 霊核が破壊された後でも、最大5ターンは戦闘行為を可能とする。 【宝具】 『千紫万紅・神変鬼毒(せんしばんこう・しんぺんきどく)』 ランク:B 種別:対軍宝具 酒呑の持つ盃から湧き出す毒酒。 触れた相手はダメージを受け、更にその毒によって汚染される。 原作ゲームでは敵全体にダメージを与え、攻撃力・防御力・宝具威力・クリティカル発生率・弱点耐性を全て下げ、スキル封印と毒を付与するというステータスダウンてんこ盛りな効果になっている。 【weapon】 剣 【人物背景】 はんなりとした京言葉を喋る鬼の少女。あるがままに生き、思うがまま振る舞う自由な快楽主義者。 骨董品、稀覯品のコレクターでもあり、珍しい石に最上の反物、器といったものを愛でている。 コレクションの基準は見た目の雅さと希少さが重要らしく、金時の腕に宿る赤龍の尺骨にも興味を示している。 性根から邪悪であり、人を喰う事に対しては特に感慨も持っていないが、一方で恥を知っており、生前の最期に関しては「あれだけ殺したんだし、殺されて当然」とあっけらかんとしている。 また、単に気まぐれと悪ふざけだけではなく、義理人情を通す一面を持っている。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯という極上の美酒を飲み干す 【マスター】 佐田国一輝@嘘喰い 【マスターとしての願い】 聖杯を手に入れ、己の革命の為に活用する。 自らのサーヴァントは聖杯の獲得が確実になり次第、自害させる 【weapon】 銃やナイフなどの凶器 【能力・技能】 全盲で視力がなく、再建手術を行い擬似的に視力を得ている。 その為携帯している眼鏡がないと物を視認することが出来ない。 裏社会の人間や賭郎の立会人をして「イカれてる」と言わしめる、完成した精神性を持つ。 【人物背景】 革命家を自称するテロリスト。 より多くの死を求めており、彼の語る革命の手段は大量殺戮に限定される。 【把握媒体】 アサシン(酒呑童子): ソーシャルゲーム「Fate/Grand Order」のイベント、『鬼哭酔夢魔京 羅生門』。 マイルーム会話と戦闘台詞であればwikiで把握可能。 今から新しく把握するのはイベントの開催時期的に不可能なので、動画サイトでの把握をお勧め。 佐田国一輝: 原作コミック『廃坑のテロリスト編』。 巻数は四巻~七巻。
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天ノ少女 機種:PC 作曲者:MANYO、Jerome Kern、aya Sueki 発売元:Innocent Grey 発売年:2020 概要 『殻ノ少女』『虚ノ少女』の続編。 作品名の読みは「からのしょうじょ」 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 Disc 1 プレリュード MANYO メインテーマ メインテーマ [arrange ver.] Days III Days III [arrange ver.] Belief II Belief II [arrange ver.] Rosemary II Rosemary II [arrange ver.] Criminal investigation II Criminal investigation II [arrange ver.] Reasoning III Reasoning III [arrange ver1.] Reasoning III [arrange ver2.] Tension II 冬の日 strange women 記憶の雨 キオクノアメ 邂逅 カイコウ Disc 2 Snow memory MANYO 冬の欠片 Little girls in the underground. Little girls. replica レプリカ 護るべきもの unknown 禁忌 いつもの景色 彼女のこころ Nightmare 羽 不透明 STELLA ヱデンの少女 All The Things You Are Jerome Kern All The Things You Are [inst ver.] My back seat aya Sueki My back seat [inst ver.] Disc 3 As time goes by MANYO Unchanging scenery, unchanging love. ギヨクノレプリカ クオンノマユ 擬翼の偶像 歌:霜月はるか 2020年397位 擬翼の偶像 [inst ver.] 擬翼の偶像 [Karaoke ver.] 久遠の繭 歌:鈴湯 久遠の繭 [inst ver.] 久遠の繭 [Karaoke ver.] 輪廻の糸 歌:霜月はるか 輪廻の糸 [inst ver.] 輪廻の糸 [Karaoke ver.] 瑠璃ノ鳥 歌:鈴湯 瑠璃ノ鳥 [inst ver.] 瑠璃ノ鳥 [Karaoke ver.] サウンドトラック 天ノ少女 オリジナルサウンドトラック『Caelum』 オープニングムービー
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武将名 武将・甲 武将・乙 真田幸村 この重厚な南蛮物をご覧ください。腰にくくりつけて槍を振るえば足腰が鍛えられましょう 実に見事な品ですね。頭上に掲げて上げ下げすれば、よき鍛錬になりましょう 前田慶次 この曲線に色使い、この南蛮物、傾いてるねえ!どうだい、あんたの床の間にも一つ それもいいが、俺の持ってるこれと比べりゃあ…。どうだい、この柄。傾いてるだろ? 織田信長 これが、南蛮渡来の甲冑、ぞ。…見よ その程度で満足してなんとする。さらに欲せよ! 求めよ! 明智光秀 ああ、これは先ほど買い求めたものです。南蛮の洋服に目がない者がおりまして… 真に見事な品ですね。あなたにこそふさわしいかと 石川五右衛門 見ろよ、この南蛮の酒!…って! そうだよ! 俺はどうせ飲み食い好きだよ! そいつあ値打ちもんだ。俺も南蛮で一稼ぎしてくるか。で、南蛮行くにゃ、どの角を曲がればいいんだ? 上杉謙信 南蛮渡来の杯…。これにて酒をあおるも、愉悦 南蛮の品、よきものなり お市 この南蛮の首飾りに描かれた絵を見てください。冠をかぶり白馬に跨る金髪の殿方…素敵でしょう? 南蛮の物はどれも夢がありますね。いつか異国の城で、愛する人と暮らせたら… 阿国 南蛮のモンは華があって好きどすわあ。中でもこのはんなりしたんがうちのお気に入りどす もしかして、それ、うちにくれはんのんどすか?ほな、遠慮なく。おおきに~ くのいち じゃじゃーん、今、南蛮で大人気の逸品!でも、これ何に使うんだろ? 正直、よくわからないんですけど…ま、そこがまた何番の魅力ってことで 雑賀孫市 この首飾りに彫られた異国の美女。すげえだろ?日本(ひのもと)の美人のにはないこの凹凸…まさに芸術ってか 南蛮の品は癖になるぜ。眺めてるだけで南蛮美人の想像をかき立ててくれる 武田信玄 自慢の南蛮兜じゃよ。これかぶったらわし、カッコよすぎちゃうのう ほう、それはなかなか。わしのこれと取り換えてくれんかね? 伊達政宗 見るがよいわ、この豪奢な意匠。同じ空の下、かような物を作る国が南蛮にはあるのじゃ 有無、南蛮への興味は尽きぬわ。いずれ人をやって、直に学ばせてみたいものじゃ 濃姫 異国の姫は、こんな首飾りを着けるんですって。胸元に妖しい輝き…素敵だと思わない? 海の向こうでは、すべてが違うのね。気になるわ…南蛮の地獄ってどんなかしら? 服部半蔵 …拙者がつけしは南蛮のマスケラ…仮面だ きらびやかな南蛮の品など、影には無用…。だが心魅かれる。光と影は離れられぬ定めなれば 森蘭丸 この南蛮のデキャンタ、これが蘭の宝です。蘭は、珍しい焼物集めが大好きなのです 見事な品ですね。蘭は、珍しい焼物があれば満足です 豊臣秀吉 この南蛮の品、景気よう光っとってええじゃろ!わしゃ、こういうのに目がないんさ じゃが、ちっと地味じゃのう。見てみい、わしのは派手じゃぞ~! 今川義元 まろのお気に入り、南蛮渡来の鞠じゃの。地球儀と申すの。ちと蹴りにくいのが難点じゃの! ほう、雅よの。蹴鞠で勝てたらまろに譲ってほしいの! の! 本多忠勝 これは南蛮人がもたらしたる新大陸の木彫りだ。力強き作風、見習いたきものよ 実に見事。南蛮の技、侮りがたし 稲姫 これは稲のお気に入りのワイングラスです。脚に形作られた花が美しいと思いませんか? 美しい品ですね。見ているだけで心が癒されます 徳川家康 新しく手に入れしこの南蛮の医学書…。これでわしの薬開発の幅も広がるというものよ… しかし、これほどの物を作り上げるとは…。南蛮の技術、恐ろしくもある 石田三成 実に合理的な形状をしている。南蛮の品、嫌いではない よいのではないか? お似合いだ 浅井長政 見てくれ。南蛮於装飾品を手に入れたのだ。愛する者に贈ろうと思うのだが、どうだろう? それを好むとは、そなたらしい! 島左近 こいつは遠眼鏡と言いましてね。戦場を見渡して軍略を練るにはいい道具ですよ なるほど、勉強になります。軍略家は、あらゆることを頭に入れとかないとね 島津義弘 この意匠、南蛮の鬼といったところか。鬼島津にはおあつらえ向きよ これほどの品に出会えようとは。まずは満足 立花誾千代 こっ…これは…!南蛮の女物の…首飾り…か…? 日本(ひのもと)の物であれ南蛮の物であれ優れた物を取り入れる。それが立花だ 直江兼続 これは先日手に入れた南蛮物だ。慈愛に満ち満ちて…愛だ…愛を表現しているのだ! うむ、義と愛を感じさせる逸品だ ねね ほら、南蛮渡来の首飾りだよ!とーっても胸元を艶やかに彩ってくれるの うんうん!いい物が手に入ってよかったね 風魔小太郎 南蛮の魔よけの首飾り。海を渡って魔の手に収まるとは皮肉よな… 異国より流れ着いた異なる物。人の世に紛れ込んだ魔と同じ… 宮本武蔵 これは南蛮の剣だ。打撃中心の剣になるのかな…面白いぜ なんだかよくわからねえが、迫力だけは伝わってくるぜ 前田利家 南蛮の具足だ、見事なもんだろ?これ着て戦に出りゃ、男も上がるってもんだぜ! こいつあ値打ちモンだ、間違いねえ! 長宗我部元親 幾多の荒波を越えて来た舶来の品。聞け…その凄絶な旅路の歌を! 上等! ガラシャ わらわを見て気づいたであろう? ほれ! ほれ!新しき南蛮の首飾りじゃ! ほむ、これは…誰がどこでどうやって作ったのじゃ!教えよ! 佐々木小次郎 僕が持ってる南蛮渡来の品々、気に入った?僕を斬れば手に入るよ とっても可愛いよ。それにいいにおいがする… 柴田勝家 これが南蛮の水瓶…デキャンタと申すそうな。割ったらば、さぞ派手な音がしよう 実に見事 加藤清正 好きにみるといい。どれも珍しい南蛮の品々だ。あ、それだけは駄目だ! ある方への贈り物なんだ 確かに皆が欲しがりそうな品だ。南蛮との交易に力を入れれば、国も豊かになるだろうな 黒田官兵衛 これら、言葉すら通じぬ異国の物に心魅かれる。我ながら不可解なものだ その品を求めるとは、実に卿らしい 立花宗茂 南蛮の鎧は洗練されていて動きやすい。着こなせればの話だが まあ、それも悪くはないな 甲斐姫 南蛮の首飾り、いいでしょ。胸元を艶やかに演出しちゃって女子力大幅向上! なにそれ可愛い! とっても可愛い~! 北条氏康 珍しいモンが手に入ってな。南蛮由来の遠眼鏡だとよ。明日にでも試してみるか あいにく俺はこっち派だ。舶来の葡萄酒…もちろん、朝飲むことにしてる 竹中半兵衛 見てよこれ! 南蛮の書物。枕にしたら面白い夢が見られそうだと思わない? うん、南蛮の技術ってすごいね…。俺も向こうに行ってみたいな。時間さえあればさ… 毛利元就 今日は交易の歴史について語ろうと思ったけど…。私の話よりは、この南蛮物を見せたほうが早いかな へえ。こんな珍しい物が見られるなんて長生きするものだね 綾御前 このデキャンタ、清らかな水を入れて給仕することも、煮えたぎった湯を入れて責めたてることもできますね… あらあら、よき物を持っていること。縦に割って綾が半分いただきましょう 福島正則 っしゃー!今はやりの南蛮道具、手に入れたぜ!何に使うか、いまいちわかんねーけどよ! マジすげー!売ったらその金で城が建っちゃうんじゃね!? 藤堂高虎 ついに手に入れた…南蛮の手ぬぐいだ。触るな。触ったが最後、手放せなくなるぞ 南蛮の品に、誰もが夢中になるようだ。…恐ろしくすらある 井伊直虎 南蛮の女の子の首飾りを手に入れました。胸の間に埋もれちゃわないようにつけるのが大変です はうう、すごい…。ちょっとだけ触らせてもらってもいいですか? 柳生宗矩 おじさんのお気に入りを見せてあげようかァ。どうだい…いい南蛮物だろう? 人それぞれ魅かれる物も違うものさァ。むしろそこが面白いねェ 真田信之 これは南蛮の剣だが、実に丁寧にこしらえてある。使うのが申し訳ないほどだ ああ、思わず見入ってしまった 大谷吉継 この地球儀を眺めるのが俺は好きだ。何があっても世界という流れは回り続けるのだな お前が気に入っているならそれでいい 松永久秀 ついに手に入れたり南蛮医学書!生命の神秘に迫る奇跡の学問! むっふふう! ああ、それの使い方を教えてやろう。たっぷり火薬を詰めて火に放り込むのだ 片倉小十郎 こちらが私の宝、南蛮渡来の眼鏡。はい、現在私が身につけているものでございます さすがはすばらしい品をお持ちでいらっしゃいます。ご無礼ながら、私の眼鏡ほどの逸品ではございませんが 上杉景勝 …わしの宝…南蛮の剣だ …いい 小早川隆景 お察しのとおり、私の宝は南蛮の書物です。この異国の文字を見ているだけで… その品、よく知っていますよ。興味があって、南蛮の書物で事細かに調べましたから 小少将 どう? 南蛮渡来の首飾りよ。あたしの魅力を一層引き立ててくれるわ♡ あたしの南蛮の女の子の髪型に興味があるかな。とっても豪華で艶やかでしょ♡ 島津豊久 これが南蛮の鎧だぞ。ちゃんと南蛮の言葉で鳴るんだ。クランク!…ってさ。絶対に本物だろ? す、すごいな。海の向こうの南蛮、俺もいつか行ってみたい 早川殿 あなただけに見せてあげる、舶来の首飾りよ。髪につけても、額に巻いても可愛いでしょう? とってもいいと思う。私も欲しくなってきちゃった (II)井伊直政 家の未来を考えるなら、世界にも目を向けるべきです。南蛮の品々、ご覧ください それが、最善の品ですか?俺ならもっと別のものを買います 新武将(男・熱血) これが舶来の剣だ!すばらしいとは思わないか? これは! 言葉では言い表せない! 新武将(男・冷静) 異国の技術は日本(ひのもと)の先を行っている。この地球儀を見ればわかるだろう ほう。もっと近くで見てもよいか? 新武将(男・生意気) やっぱ世界って広いよね。こんなすごい物作っちゃう国があるんだよ ふーん、君の趣味って微妙だよね 新武将(男・老練) ずっと探し求めていた異国の刀剣、ようやく手に入ったのだ おお、音に聞いてはいたが実物に出会えようとは (E)新武将(男・威厳) これは珍しき南蛮の履き物でな。こう、かかとが高くなっておるのじゃ これは興味深い…。これはよいものじゃ… 新武将(女・活発) ほら、南蛮渡来の首飾り。宝石が飴みたいで、ちょっとおいしそう… 私もそれ、好きだよ!こんなものを手に入れられたら、どんなにいいか 新武将(女・冷静) 異国の文化から学ぶことは多い。この食器も例外ではない その価値、私にはわからないが…。役に立つこともあるのだろう 新武将(女・生意気) ボクの宝物、特別に見せたげるよ!ほら、異国の首飾り。開けると綺麗な絵があるの あー、これ知ってる!すごいすごーい! 新武将(女・妖艶) この首飾りは南蛮渡来のお薬入れなの。とっても効く薬が入ってるのよ。試してみる? あら、素敵ね。もっと近くで見てもいいかしら? (E)新武将(女・優美) これは南蛮の酒瓶、デキャンタと申すそうです。日本(ひのもと)のものにも劣らぬ素敵なものでしょう? なんてすばらしいのでしょう。手触りも最高ですね 汎用武将(熱血) ようやく手に入れた南蛮の剣だ。斬れ味も申し分ない 見事だな。俺の宝と交換したいほどだ 汎用武将(冷静) やはり南蛮の剣は日本(ひのもと)とは違う製法を使っている。この技術、ものにしたいが… 実に見事な品よ!その価値、一国に値するやもしれん 汎用武将(猪突) 見られよ、舶来の甲冑じゃ。この奇抜な柄に敵も驚こう なるほど、これは珍妙な…。ふむふむ、なかなかの代物… 汎用武将(若輩) これが世界の地図だそうです。世界がこれほど広いとは… すばらしい。なんとか譲っていただけませんか? 汎用武将(老練) 渡来品には目がなくてな、片っ端から買い集めたわ なに、それなら似た物を持っておるわ 汎用武将(猛将) 何かは知らぬが、異国で人気の品らしい。ひとまず、床の間に飾ろうと思うてな ふむふむ、なるほど…。いや、さっぱりわからん 汎用武将(知将) 近頃、南蛮の調度品に凝っておってな。どうじゃ、なかなか趣があろう その品、わしにこそふさわしい!
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見つけた 見つけてしまった 秋祭りの三日目 赤いはんてんと2人で歩いていたら…それを、見つけてしまった 「夢の国」 赤いはんてんの、契約者の命を奪った相手 彼女の契約者の友人たちの命をも、奪った相手 赤いはんてんが、即座に彼女を睨み付けた 「夢の国」の傍に居た、肩に人形を乗せた少女がこちらの様子に気付き、慌てているが…きっと、赤いはんてんの目にそれは入っていない 「赤いはんてもがっ!?」 「まぁ、落ち着きたまえ」 むーむーむー!! 赤マントに口をふさがれ、じたばたする赤いはんてん 赤マントは片手で赤いはんてんの口を、もう一方の手で赤いはんてんの手を塞ぐ …はんてんを翻されて青いはんてんになられたら、自分では抑えられない 「ふむ、そこのお嬢さん、まだ赤いはんてんの力は発動していないようだが……大丈夫かね?」 「あ、は、はい」 こくり、頷いてきた「夢の国」 今の彼女からは、以前の歪んだ様子は見受けられない ………あぁ 「…悪夢から、解放されたのだね?」 「……おっさん、夢子ちゃんの事、知ってんの?」 「はっはっは、私はおっさんと言う歳では辛うじてないと思いたいがそれはさておき。まぁ……私よりも、彼女の方が、因縁があると言うべきか」 むーむーむー! ぺちぺちぺち!! 塞がれて居ないほうの手で、赤いはんてんは赤マントの手をぺちぺちと叩いてくる 放せ!とでも言いたいのだろう しかし、放す訳にはいかない まだ、赤いはんてんは冷静さを取り戻せていない 「…お嬢さん、この子を……赤いはんてんを、覚えているかね?以前君と出会った時は、人のいい青年と一緒だったよ」 「………!!」 「夢の国」…少女に夢子と呼ばれた少女が、かすかに表情を強張らせた …覚えていたか 赤マントは、小さく苦笑する 「…なるほど、その少女の契約者が、「夢の国」と戦った事があるのか」 少女と夢子の傍にいた青年が、確認するように呟いてきた あぁ、と赤マントは頷いてやる 「もっと具体的に言うと、彼女の契約者の友人が、まず、「夢の国」と戦い、敗北し…都市伝説と、一体化してしまったらしい。記憶を、すっぽりと失ってね」 …あの彼は、今も生きているだろうか? 記憶を失ってしまった彼は、こちらの事を忘れてしまっていて …いや、そもそも 当時の自分達は、彼が都市伝説化したことを知らなかった 「夢の国の地下カジノ」は、詳しい事を自分たちに話してこなかったし…彼が最後に護った少女は、ただ泣くだけで何も答えられなかった ……だから 彼等は、「夢の国の地下トンネル」と「夢の国の地下カジノ」と契約していた彼が、死んだと思って ……仇討ちに、挑んでしまったのだ 「「全身を金粉で覆われると死ぬ」、「さっちゃんの歌の四番目」…そして、この赤いはんてんとの契約者…それらをあわせて、四人。我々の親しい友人たちが、「夢の国」に命を奪われているのだよ」 「…………」 夢子の中に、その記憶は残っているようだった 赤いはんてんの契約者が死んだ、あの戦いは…苛烈なものだったから だからこそ、印象に残っているのかもしれない 赤いはんてんは、暴れるのをやめていた ただ、憎悪を込めて、夢子を睨みつけている 「で、でも、待ってくれよ。こっちの話も、ちょっと聞いてくれ」 「うむ、聞かせてくれたまえ…できれば、赤いはんてんに、早く冷静になってほしいのでね」 赤マントが苦笑すると、少女と青年は、事情を説明してくれた 「夢の国」は、「夢の国の創立者」によって歪められていた事 今の「夢の国」は、もう、悪夢からは解放されている事… それらを、順々に、説明されていく 「…そうか、原因は「夢の国の創立者」だったのか…」 苦笑する あの優しかった青年が、誰よりも尊敬していた「夢の国の創立者」がそもそもの原因だったとは… …いや、彼が尊敬していたのは実在の夢の国の創立者の方だ 都市伝説から生まれた「冷凍睡眠している夢の国の創立者」ではない それが、せめてもの、救いか 「赤いはんてん、わかったかね?落ち着いたかね?」 「……………」 こくり 赤いはんてんは、頷いてきた …まだ、かすかな不安はあるが また、能力を使おうとしたら、また口を塞がせていただくとするか そっと、赤マントは、赤いはんてんから手を放す …じっと、じっと 赤いはんてんは、夢子を睨みつけていた ……わかっているのだろう 彼女は、操られていただけなのだ、と しかし、割り切る事ができないのだ 赤いはんてんは、あの戦いで、親しい人間たちを一気に失ってしまった 生き延びている一人とは、元々あまり顔を合わせた機会もなかったせいで疎遠になってしまっている 赤マントにとっても…彼等は、付き合っていて楽しい人間だった それを失った悲しみは、奪われた憎しみは、消えているわけではない ………しかし 復讐が、何を生むと言うのか? 赤いはんてんの契約者は、復讐を望まなかった 赤いはんてんが、己の仇を取ることを望んでいなかった …ただ、赤いはんてんに自由に生きて欲しい、と そう、考えていたようだった 「さっちゃんの歌の四番目」と契約していた男性も、自分が契約していた都市伝説相手に、復讐を、仇討ちを禁じていた …もっとも、「さっちゃんの歌の四番目」はあれ以来行方不明 どうなってしまったか、わからないのだが… 「……お前は、もう、歪んでないのですね?」 ぼそり 赤いはんてんが、呟く じっと、じっと 真正面から夢子を睨み付けたまま……ゆっくりと、続ける 「もう、誰も殺さないですか?取り込んだりしないですか?」 「……はい」 こくり 夢子は、はっきりと、頷いてきた 強い意志 赤いはんてんの契約者や、その友人たちと戦っていた時の様子は微塵も感じられない 「……それなら」 ……赤いはんてんが、俯いた 「…それならっ!もう、二度と歪むな、なのです!もう、誰も殺すななのです!!あいつらみたいな死人を、二度と出すななのですよ!!そして、償えなのです!死ぬななのです!!生きて生きて生きて生きて生きて生き続けて!!一生償いやがれ!なのです!!」 顔をあげて、一気に言い切った赤いはんてん …その目に、うっすらと、涙が浮かんでいたのを 赤マントは、確かに見逃さなかった 「…行くのですよ、赤マント。あの顔見てるとイライラしてくるのです、殴りたくなるのです」 「っと…」 ぐいぐいぐい 赤いはんてんが、赤マントの手を握り、引っ張ってくる せめて、赤マントとしても、夢子に…そして、恐らくは、彼女を正気に戻したのであろう、青年たちに何か言いたかったのだが しかし、赤マントが、赤いはんてんの言葉に応じないのを見て…赤いはんてんは、少しムッとしたような表情をして ひらりっ はんてんを翻して…青いはんてんの姿になった 周囲に一般人がいなかったからいいものを、こんな真昼間から変身とは大胆な 「ほら、行くわよっ!」 「~~っ!?そ、その姿で力いっぱい手を握らないでくれたまえ!?手が潰れるっ!?原稿が書けなくなったらどうしてくれるかっ!?」 「あんなちっちゃなポエムコーナー、誰も読んでないから問題ないわよ」 ずるずるずる 青いはんてんに手を引かれて行く赤マント 人さらいが、攫われていっているような状況だ 赤マントは苦笑し…「夢の国」と青年たちに、小さく頭を下げた ずるずるずるずるずるずるずるずる… 赤マントは、そのまま路地裏に連れて行かれる 「青いはんてん?」 「………」 ぴたり 青いはんてんが、足を止めた …その背中が、震えている 「………っく……………うぁ…………っ」 その口から漏れ出すのは、嗚咽 …赤マントは、そっと、青いはんてんを背後から抱きしめてやった 青いはんてんは、その腕から逃げない ただ、ぼろぼろと、大粒の涙を流し続けている… 「………うわぁああああああああん………!!」 泣き続ける、青いはんてん 結局、仇討ちはなされなかった あの状態の「夢の国」を攻撃するなど、彼女にはできない …それは、かつての契約者の意思に、反するから しかし、憎悪が消えたわけでもない 大切な人達を殺された憎しみは、いつまでたっても消えない どうしたらいいのか 彼女自身、きっとわからないのだろう …赤マントとしても どう、声をかけてやったらいいのか、わからない ただ、その体を抱きしめて、涙をぬぐってやることしか…彼には、できないのだ 泣き続ける青いはんてん その体を、赤マントはいつまでも、抱きしめているのだった …見えていますか? 聞こえていますか? あなた方の望みは、ようやく叶いました だから、どうか、お願いです 私が、彼女の心を、少しでも和らげることを どうか、お許しください Red Cape 前ページ連載 - 花子さんと契約した男の話